アクセス
高千穂峰(たかちほのみね)は、宮崎県高原町にある山。山頂は宮崎県高原町だが、鹿児島県霧島市、宮崎県都城市のほぼ境のところにある。韓国岳などとともに霧島連山を形成する。火山である。
標高は1573m。日本二百名山。
「天降坐于竺紫日向之高千穗之」 筑紫の日向の高千穂の・・(古事記)
天孫降臨伝説の大本命と目される山。
お鉢。
高千穂峰、天の逆鉾。
初夏の登山道。
秋の登山道。
最寄りのICは、鹿児島側なら横川IC、溝部鹿児島空港IC、宮崎側なら宮崎自動車道 高原IC。
登山口・登山ルート
高千穂河原ビジターセンター
有料駐車場あり。500円。鳥居からスタート。この地点で標高は970m。標高差は約600mになる。鳥居から進んでいくといくと古宮址がある。古宮址前の右に登山道がある。自然林の整備された登山道に入る。
古宮址。
しばらくすると登山道は砂場・岩場に変わる。展望がよくなり、左に韓国岳、右に火口などが見えるようになる。登っていくと高千穂峰が見えてくる。
登山道から。
高千穂峰への登り。
山頂手前。
高千穂峰山頂。
天孫降臨 登山口
天孫降臨 登山口の駐車場。奥の看板の有るところから入っていく。このルートは標高差 約900m。
登山口からしばらく進むと自然林に入る。中盤からは、見晴らしも良くなり蛇行するような道が多くなる。やがて稜線に出て、展望のよい登山道を進む。山頂に近づくと登りになる。
登山道から。
霧島東神社
霧島東神社からのルートは、往復約10km、標高差約1000m。
急登というほどでもないが、登りが続くややタフなルートである。徐々に標高を上げていき、中盤から展望のよい高千穂峰の稜線を登っていく。
夏場など暖かい時期は、ヤマビルがいることが報告されている。序盤の登りでは、腰をおろして休憩したり、荷物を地面におろすなどは避けたほうがよい。
霧島東神社 登山口横の駐車場。登山者は、登山口側に寄せて駐車する。序盤はスギやヒノキなど人工林が多い。中盤から自然林に入り展望が開けてくる。二子石などを経由して山頂を目指す。
登山道から。
夢が丘
登山口。駐車スペースは10台ほど。このルートもヤマビルの報告有り。
中盤まで自然林の登山道を進む。やがて展望が開ける。稜線で天孫降臨ルート、霧島東神社からのルートに合流する。
スポット
高千穂河原ビジターセンター。ビジターセンター周辺には自然探索路がある。
霧島神宮。主祭神は瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)。天孫、すなわち天照大神の孫。古事記では、天孫降臨は任命され三種の神器を託されたニニギ、先導役のサルタヒコ、天岩戸に登場するアメノウズメやオモイカネなどの神々によってなされた。
歴史を遡ると、もともと高千穂河原に鎮座していたが、度重なる噴火などにより薩摩藩島津家のときに現在の場所に再建されている。
霧島東神社。主祭神は伊邪那岐尊(イザナギノミコト)、伊邪那美尊(イザナミノミコト)。山頂の天の逆鉾は、霧島東神社の社宝。